無線LAN等の最新無線技術について

無線LAN等の設定について。最新の事情紹介します

最新OSは無線LAN特有の設定を管理できるようになっている


無線LANを使うためには、端末のネットワーク機能が、無線LAN特有の様々な設定に対応している必要があります。多くの端末ではOSがネットワーク機能を担っており、たいていのOSはイーサネットに標準で対応していますから、とくにイーサネットと異なる部分での機能への対応が問題となります。たとえば、IEEE802.11シリーズの無線LAN規格では、ESSIDやパスワードなどの設定が必要です。また、電波強度などの状況を把握したり、周辺の通信相手を検出して接続する機能も求められます。現在もっとも普及している規格はIEEE802.11bですが、これが登場したのは1999年です。その後に開発されたOS、たとえばWindowsxPやMacOSXなどではIEEE802.11シリーズの無線LAN規格に対応した機能を備えるようになりました。つまり、無線LANアダプタのデバイスドライバ(無線LANクライアントソフト)があれば利用することかできます。
一方、無線LANが普及する前に登場したOSでは、これらの設定を管理できませんので、デバイスドライバに加えて無線LANクライアントソフトを導入しなくてはなりません。無線LANクライアントソフトは、多くの場合は無線LANアダプタに同梱されているほか、メーカーのホームページでも配布されています。なお、WlndowsxPなどの無線LAN対応OSでは、OSの標準機能で無線LANを利用できますが、暗号化などの機能は頻繁に新しくなっているため、無線LANアダプタの機能を有効に利用するには、やはり最新の無線LANクライアントソフトか必要となります。また、多くの無線LANクライアントソフトでは、簡単設定機能も備わっていることが多く、より使いやすくなっています。使い勝手を高めるためには積極的に無線LANクライアントソフトを利用したほうがよいといえるでしょう。